天然の木材の板を着色塗装などせずに用いた木目模様の美しいテーブルは、それぞれの樹木の色味や特徴が生きる、大変魅力的な家具のひとつです。
自然に生えていた木の生命力や温かさも感じられ、とても素敵なアイテムと言えるでしょう。
とはいえ板そのものの美しさを引き立てるために無塗装であったり、薄いウレタン塗装であったりするため、日々の使い方やお手入れが不安に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、コツや特性を覚えてしまえば意外と簡単に思えるものです。
大きなポイントは「水分」に注意することです。
天然の木材ですので乾燥しすぎたお部屋ではヒビが入ったり、最悪割れてしまうリスクがあります。
またしっかり塗装された木材よりも水分を吸い込みやすく、たとえ透明なお水であってもそこだけシミになってしまうことがありますので、「何かをこぼした場合にはすぐ拭きとる」「食器の底が濡れていない状態で置く」といったことに気をつけましょう。
ある意味基本的な生活習慣をより清潔にするクセが付いていきます。
そのほか、熱いものや鉄さびなど色の付きそうなもの、また木材は柔らかいので尖ったもので傷をつけないなど、丁寧に扱うことが大切です。
時には薄くオイルを塗ったりして、乾燥を防ぐメンテナンスをするとよりよいでしょう。
大切にしていても長く使う間に必ず汚れや傷はついてしまうかもしれませんが、それも「味」や「長年の魅力」として大切な生活の相棒になってくれるに違いありません。